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デジタル化事例DIGITAL CASE

DX CASE 05-2
顧客の新しいニーズを掴む ECサイトで攻めのDX展開
時代の変化を捉え、新しい萬扇へ変革しよう!
有限会社 萬扇

デジタル化の背景

 大変革の時代に入り、顧客の感性が大きく変化し、ソファのニーズも当然大変化の最中にあります。既存顧客へのアプローチは当然ECを徹底活用しなければなりません。

  今までのように、顧客を一握りの共通項で考えていては、変化する顧客ニーズにとり残される危険があります。

  既存顧客のニーズを深堀するとともに、新規顧客、特にZ世代をはじめとする新しい購買力を持った、新しい感性を持った人たちに直接アプローチするD2Cの仕組みを持ったECサイトの必要性があります。

  単に商品を売るサイトではなく、顧客の感性に訴える体験型、共感を得ることができる仕掛けなど、新しいECサイトで実験すべきことがたくさんあり、こうした環境変化に対応する新規ビジネスを戦略的に構築していきます。

解決すべき経営課題
  1.中核を担う人材の採用と育成
  2.キット、ウィスキーソファ、スタンダードソファ、ホテルソファブランドの確立
  3.建築事業部を立ち上げて売上を確保し、経営改革の資金を確保する
  4.既存顧客の情報、新規顧客の情報を収集・分析して新商品を開発する



デジタル活用の概要

1.自社ブランド商品のECサイト開設「Adesso」ブランドのサイト立ち上げ

  ⇒BtoC,BtoB(DtoC)のソファブランドを新規事業として構築する
   ①ウィスキー②キッズ③スタンダードソファ④ホテルソファ
   ⇒ECサイトは2月末に完成予定

2.業務用ソファ(既存事業)既存ECサイトの拡張を図る

  ⇒「カグッド」ブランドで既製品の採り売りを拡張する
   ①家庭用②業務用
   400アイテムの情報入力作業が2月中に完成の予定

3.既存サイトの立ち上げを行ったが、運営戦略(集客戦略)がなかったので、肝心の受注拡大につながらなかったことを反省し、
    戦略的なEC運営を行うこととした。

  1.及び2.の新しいECサイトを構築することによって、新しい経営戦略・ビジネス改革を実行する
  1-1 新しいソファブランドを3年間で確立する
  1-2 顧客の体験と共感を生むソファ販売を全国に展開する
  1-3 社員と協力会社の社員がやりがいを持って働くことができる会社にする

  顧客価値の変革
  2-1 AdessoECとカグットECで家具購入の新機軸を構築する
  2-2 個性的ソファブランド(キット、ウィスキー、スタンダード、ホテルソファ)の確立
  2-3 作っている工場から直接購入する(D2C)価値を浸透させる

デジタル活用の効果

  新時代に対応するための「DX変革構想書」を立案することができました。

  この方針に従ってECサイトを立ち上げることで、今まで成り行き的にサイト立ち上げをして、集客と実質売上に寄与しない無駄を作り、失敗してきたが、この失敗に学んで新機軸でECサイトを構想することができました。これを基にDX認定の取得に向けたプロジェクトを発足して本格的な実行計画を立案しています。


今後の課題・目標

  DXプロジェクトの成果はまだこれからとなりますが、全社員のデジタルスキルの育成が必要となるため、次のような課題を解決しなければなりません。

  1. PC研修によってスタッフのITスキルを高めること
  2. ECサイトの運用能力を高め、ECサイトを自社運用できるようにすること
  3. 協力会社の効率的活用を図り、製造能力を高めること

有限会社 萬扇

代表取締役 川瀬浩鋭

  • 本社所在地

    名古屋市中川区太平通6丁目2番
  • TEL

    052-353-4018
  • F A X

    052-353-4065
  • 創業年月

    1973年8月
  • 資本金

    300万円
  • 売上金

    1億8千万円
  • 従業員数

    7名
  • H P

    https://www.mansen-sofa.co.jp/
 創業以来、職人のものづくりへのひたむきな姿勢を大切にして多くの皆様のもとへソファを届けて参りました。製造を通じて、皆様に”安心・信用・信頼”を得る事をスローガンに常々最良な商品を社会へ提供し続けます。

  顧客の価値観が大きく変わる時代の変化を感じています。IT、デジタル活用は経営に必須となった今、DXにより顧客の体験と共感を産む新機軸のビジネス展開を図っていきます。